2008年よりカンボジアにて絞り加工を始めた当時、カンボジアの農村部では現金収入がなく生活に困っている人々が大勢いました。
そんな方々に絞り加工は、自宅にいながら時間が空いた時に仕事ができ、加工の道具から全てをこちらが提供するので大変好まれ、ピーク時は1000人を超える加工者が絞りの加工をしてくれました。
現在カンボジアは経済発展著しく絞り以外にも仕事が出来てきているので、絞りの加工をする人は減少しております。
このことは見方によっては悲しいことですが、一方カンボジアの人々のことを思った場合は、良い良い条件の仕事ができているということで喜ぶべきことであると考えております。
このようなことを踏まえ2019年よりインドでの絞り加工を始めるべく、インドにて交流会を開催しました。
絞り加工を広げていく中で、絞り加工は、原料である生地や、絞りに使う糸がなければできず、これらの生地や糸についても自分たちの責任として、生産背景をはっきりしたものをつかわなればいけないという思いから、まずは、一般財団法人PBP に加盟し、また国際的なNPO Textile Exchangeが保有する、国際認証のOCS,RCSを取得予定であり、今後は生産に関わる全ての工程に対する生産者としての責任を果たしていきます。